2015年10月09日

最適DNSを使おう(4)DNS設定関連ツール

こんにちは。河辺です。

さて今回は、DNSについての第四弾です。

前回まではコチラ。
 ⇒『最適DNSを使おう(3)DNS設定方法』

前回お知らせしたとおり、今回はDNS設定についての便利なツールを紹介します。


【namebench】

これはDNSサーバーの応答速度を一度に複数計測できるツールです。
※英語のみ

本シリーズの2回目でパブリックDNSをいくつか紹介しましたが、
実際どれが一番速いのか、このツールで確認できます。

では早速、インストール方法と使い方を説明します。


1.公式サイト(https://code.google.com/p/namebench/)より
 最新版をダウンロードしてください。
 ※現時点では「1.3.1」が最新版です。
 DNS4_01.png


2.ダウンロードしたインストーラ『namebench-1.3.1-Windows.exe』
 を実行します。
 DNS4_02.png


3.「Extract」をクリックします。
 DNS4_03.png


4.Namebenchが起動します。
 DNS4_04.png


各項目を上から順に説明します。

・Nameservers
  現在のDNSの設定が表示されます。
  確認したいDNSがあれば、この欄に追記します。(カンマ区切り)
  第2回で紹介したパブリックDNSを確認したい場合、↓に記載しましたので
  全て選んでコピーし、既に入っている数字の後ろにペーストしてください。

【フィルタリング無し】
, 8.8.8.8, 208.67.222.222, 199.85.126.10, 77.88.8.8, 8.26.56.26, 156.154.70.1

【フィルタリング有り】
, 8.8.8.8, 208.67.222.222, 208.67.222.123, 199.85.126.10, 199.85.126.20, 199.85.126.30, 77.88.8.8, 77.88.8.88, 77.88.8.7, 8.26.56.26, 156.154.70.1

・Include global DNS providers
  GooglePublicDNSやOpenDNSなどのパブリックDNSを含めるかどうか。
  第2回で紹介したもの以外のパブリックDNSもいくつか含まれています。
  紹介したもの以外は不要の場合、チェックを外してください。

・Include best available regional DNS services
  計測した地域で最速のDNSを含めるかどうか。
  これが一番速いケースが多々ありますので、チェックを入れておきましょう。
  ですが、地域によっては大量のDNSサーバーを確認してしまうので、
  時間がかかる旨ご注意ください。
   ※私の環境では1時間程かかりました。

・Include censorship checks
  一般的にネット検閲対象となっているサイトについてDNSに問い合わせを行い、
  その結果が期待通りか確認をします。
  特にチェックする必要は無いと思います。

・Upload and share your anonymized resulets
  テスト結果をアップロードして共有するかどうか。
  アップロード先は『namebench results』
  特にアップロードする必要ありません。

・Your location
  現時点では未実装のようです。

・Query Data Source
  ユーザーがメインで使用しているブラウザを指定します。

・Health Check Performance
  DNSサーバの状態確認をする時の同時接続数。Fastが40、Slowが10。
  そのままFastで良いでしょう。

・Number of queries
  テストの際に各DNSサーバへいくつのリクエストを行うか。
  値が大きい程正確な結果となりますが、確認するDNSサーバーが多いと
  それだけ時間がかかります。
  100ぐらいでも良いと思います。

上記を設定したら『Start Benchmark』をクリックします。


5.しばらくした後、結果画面が表示されます。
 DNS4_05.png


画面左上に、テスト結果と現状設定との比較が表示されます。
上記サンプル画面では、「8.8.8.8(Google Public DNS)』を使えば
今の設定より22.9%も速くなる、という結果になっています。

画面右上がテスト結果による推奨構成で、
下の欄内はテストを行ったDNSのリストとその結果です。
速度の最小値・最大値・平均値が算出され、最適な構成が導き出されている
のが分かると思います。

この結果を元にDNS設定を行ってください。
方法が分からない方、第3回で設定方法を説明してますのでご覧ください。

 ⇒『最適DNSを使おう(3)DNS設定方法』

ではでは、皆様快適なインターネットライフをお楽しみください。

posted by 河辺 at 15:45| Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月17日

最適DNSを使おう(3)DNS設定方法

こんにちは。河辺です。

さて今回は、DNSについての第三弾です。

前回まではコチラ。
 ⇒『最適DNSを使おう(1)DNSって何?』
 ⇒『最適DNSを使おう(2)パブリックDNS』


DNSについての記事を書いてきましたが、
「で、これどうやって設定するの?」
と聞かれて気付きました。

設定方法を説明していませんでしたね(^^;

という事で今回は、PCへのDNS設定方法について説明します。
Windows7にて説明してますが、8および8.1でもほぼ同じです。

ではまいりましょう。


1.[スタート]から[コントロールパネル]を開き、
 [ネットワークとインターネット]をクリック。
 DNS3_01.png

※Windows8および8.1の場合
  1.デスクトップ画面で右上隅にマウスポインタを合わせる。
   (タッチパネルの場合は画面右端からスワイプ)
  2.表示されたチャームから[設定]を選択。
  3.[コントロールパネル]を選択。
  4.[ネットワークとインターネット]を選択。


2.[ネットワークと共有センター]をクリック。
 DNS3_02.png


3.[アダプターの設定の変更]をクリック。
 DNS3_03.png


4.ここはお使いのPCによって変わってきますが、大抵は
  「ローカルエリア接続」(有線LANケーブルにて接続)
  「ワイヤレスネットワーク接続」(無線LANにて接続)
 のどちらかだと思います。
 複数のアイコンが表示された場合、×が付いていないアイコンを選択します。
 ※下図では「ワイヤレスネットワーク接続」になります。
 そのアイコンを右クリック>[プロパティ]をクリック。
 DNS3_04.png


5.[インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IPv4)]を選択し、
 [プロパティ]ボタンをクリック。
 DNS3_05.png


6.赤枠内がDNSを設定する部分です。
 前回記事を参照し、それぞれ入力してください。
 ※下図では「Google Public DNS」を設定しています。
 DNS3_06.png

※ここに既に値が入っている場合、変更して大丈夫か確認してください。
 前回も書きましたが、会社のPCの場合は変更すると
 社内システムが利用できない、PCにログインできない
 等の弊害が出る恐れがあります。

 もしくは、社内のIT担当者から怒られます(苦笑


以上、今回はこのへんで。

次回はDNS関連の便利なツールを紹介予定です。

Don't miss it!
posted by 河辺 at 14:05| Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月19日

最適DNSを使おう(2)パブリックDNS

こんにちは。河辺です。

さて今回は、DNSについての第二弾です。
またもや画像が全くありません(笑

前回はコチラ。
 ⇒『最適DNSを使おう(1)DNSって何?』

DNSはインターネットを利用する際に必ず利用している仕組みです。

この検索の処理が遅いと、当然ウェブページの表示も遅くなります。
逆に、名前解決のスピードが速いと当然ウェブページの表示も速くなるという事です。

じゃあそのDNSを変えればいいの?
ってとこで前回は終わりましたね。

という事で今回は「パブリックDNS」というものを紹介いたします。


パブリックDNSとは、その名の通り「公共の」DNSです。
申請や登録などの必要は無く、誰でも自由に使えます

『IPアドレスとか個人情報とか大丈夫なのそれ?』
って思いますよね。分かります。

当然この手の問題は大丈夫です。

例えば「Google Public DNS」ですが、

「個人情報と結びつくようなIPアドレス情報等は24〜48時間で消去
 その他の情報は2週間以内に削除されます。」

と発表されています。
また、Googleアカウントとの関連付けは一切ないとの事です。

そしてもう一つ、名前解決だけではない機能を持つパブリックDNSもあります。

それは『Webフィルタリング』です。

企業で導入されている事は多いですね。
業務に関係の無いWebサイトを開けなくする、というシステムです。

一般のご家庭でも、お子様が閲覧できないようにブロックするケースもありますね。

これからご紹介する一部のパブリックDNSでは、「名前解決を行う」という機能を活かし、
このフィルタリングも機能させる事が可能となっております。
フィルタリングのシステムを導入しなくとも、DNS設定だけで行えるので便利ですね!

例えば・・・「あの人のPCだけフィルタリングさせたいなぁ」って時、使えます。


ですが、このフィルタリングの機能を知っている方はご存じかと思いますが、

『100%ブロックします!』

といったものではありません
カテゴリブロックしてても閲覧できてしまうサイトも、中にはあります。
世界中に無数にあるWebサイトは日々更新されておりますし、
対象のWebサイトのカテゴライズ(分類)が即時に行われるわけではありません。

逆に、ある企業のWebサイトを見たいのに、商材のいくつかが「ポルノ」に該当し
フィルタリングされ参照できない、なんてこともあります。

一度どのようなものか試されてから導入されると良いでしょう。


では、パブリックDNSでいくつか代表的なものを紹介していきます。


【Google Public DNS】
検索エンジン最大手の「Google」が運営しています。
世界中から収集した独自のキャッシュシステムで高速な名前解決を行います。
覚えやすいアドレスも特徴的ですね。

優先:8.8.8.8
代替:8.8.4.4


【Open DNS】
安全で高速なDNSを目的とした無料DNSサーバです。
タイプミス訂正機能や、危険なサイトへの閲覧をブロックする機能があります。

<基本(速度メイン)>   <セキュリティ、アダルト>
優先:208.67.222.222   優先:208.67.222.123
代替:208.67.220.220   代替:208.67.220.123

※セキュリティとは
 ウイルスやマルウェアなど、不正なコンテンツを含むサイトが対象です。


【Norton ConnectSafe】
ウイルス対策ソフトで有名な「Norton」が運営しています。
3段階のフィルタリング機能を持つDNSを用意しています。
「ノンファミリーフレンドリー」は、今回紹介する中で一番のブロック率を誇ります。

<セキュリティ>     <セキュリティ、アダルト>
優先:199.85.126.10   優先:199.85.126.20
代替:199.85.127.10   代替:199.85.127.20

<セキュリティ、アダルト、ノンファミリーフレンドリー>
優先:199.85.126.30
代替:199.85.127.30

※ノンファミリーフレンドリーとは
 アダルト、中絶、アルコール、犯罪、麻薬、ファイル共有、ギャンブル、憎悪、
 自殺、タバコや暴力などのコンテンツが含まれているサイトが対象です。


【Yandex.DNS】
ロシアの検索エンジンの大手「Yandex」が運営しています。
世界各国に80以上のDNSサーバーを設置し、高速に処理します。
これも3段階のDNSを用意しています。

<基本(速度メイン)>  <セキュリティ>
優先:77.88.8.8     優先:77.88.8.88
代替:77.88.8.1     代替:77.88.8.2

<セキュリティ、アダルト>
優先:77.88.8.7
代替:77.88.8.3


【Comodo Secure DNS】
ファイアウォールやセキュリティソフトで有名な「Comodo」が運営しています。
世界5大陸、15箇所にサーバーを設置し、高速に処理できるよう設計されています。
マルウェアに感染したドメインへの接続をブロックする機能を持ちます。

優先:8.26.56.26
代替:8.20.247.20


【DNS Advantage】
セキュリティサービスを提供している「Neustar」が運営しています。
世界中にサーバがありクラウド上に構築され、
利用者に合わせたDNS変換を行なうことで高速化を図っています。

優先:156.154.70.1
代替;156.154.71.1


有名な検索エンジンを提供している会社や、セキュリティ関連の会社であれば
信頼できますよね。

フィルタリング機能を持つDNSをいくつか試してみましたが、
表示されるまで若干時間がかかる事が多いです。

ですがお手軽にWebフィルタリングを設定できるので、是非お試しを。


あ、一つ注意点が。

会社でActiveDirectoryなどを導入している場合、DNS設定を変更すると
Windowsにログインできなくなる可能性もありますのでご注意ください。


posted by 河辺 at 18:35| Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする