2018年10月22日

Microsoft Officeの64bit版は使わない方が良い!?

こんにちは。河辺です。

さて今回は、あまり気にしていなかった

「Microsoft Officeの32bit版・64bit版」についてです。


まず、オフィスソフトについては説明の必要はありませんね。

会社はもちろん自宅でも、ワープロや表計算のソフトはかかせません。

が、Officeって少々お高いんですよね(^_^;)

最近の(といっても結構昔からありますが)オフィスソフトは互換製品も多くあります。

WPS Office(キングソフト)、Thinkfree Office NEO(ソースネクスト)

等の有料ですが安価なものから、

LibreOfficeOpenOfficeGoogle Apps等の無料のものまで。

場合によっては互換製品でも良い、といった事もあるでしょう。

ですが、『安いから・無料だから』といった理由で導入するのは危険です。

Microsoft Officeとの互換性を謳ってはいますが、

『完全互換ではない』という事を覚えておいてください。


オフィスソフトの国内シェアで「Microsoft Office」が9割以上を占めると言われ、

今までの作成されているドキュメント類のほとんどは

「Microsoft Office」で作成されていると思います。

互換しているとはいえ、他製品でそのファイルを開くと
 ・マクロが動かない
 ・レイアウトが崩れる
 ・色んなエラーが表示される
 ・そもそも開かない

といった事が、必ずではありませんがよく起きます

自分だけなら良いのですが、他の会社の人、知人友人に渡したりした時に

渡した先でこのような不具合が起きる可能性もあります。

互換製品を導入する際は、このような危険性を理解した上で導入してくださいね。


ちょっと話が逸れてしまいましたが・・・。

本題の「Microsoft Officeの32bit版・64bit版」についてです。

Officeにはこのように2種類あり、どちらをインストールするか迷います。

今は一般的になりつつある「32bit・64bit」ですが、

簡単に説明しますと『PCの情報処理量の違い』ですね。

どのぐらい違うのかというと、

32bit版OSでサポートしている最大物理メモリサイズは4GB

これに対し64bit版OSでは
 Windows10 Homeで 128GB
 Windows10 Pro で 2TB

と大幅に違います。

扱えるプログラムにも違いがあるので、32bit版・64bit版と分かれているのです。

ざっくり簡単に言うと「64bit版の方が性能が高い」と言えます。


自分のPCがどちらのbitのOSなのか分からない方は、
(Windows10の場合)

・スタート → Windowsシステムツール → コントロールパネル →システム
  Office3264_01.png

・スタート → 設定(左側の歯車マーク) → システム → バージョン情報
  Office3264_02.png

にて確認してください。

上記例は「64bit版OS」ということになります。

このように64bit版OSをお使いの場合、ソフトウェアは32bit・64bitどちらも使えます

32bit版OSの場合は、64bit用ソフトを入れても動きません。

32bit用のソフトウェアしか使えませんのでご注意を。


OSが64bitだったから、Officeも64bit版を入れればいいんだな。」

と思うでしょうが、ちょっと待った!

実は「Microsoft Office」は

OSが64bitだとしても32bit版の利用をマイクロソフトが推奨

しているのです!

Microsoft Technet(プロフェッショナル向けの情報提供サイト)にて

32bit版を推奨する理由を解説しています。


抜粋すると

『Office の既存の拡張機能 (たとえば32ビット版のActiveXコントロールや一部のサードパーティ製アドインなど)との互換性にも問題が生じています。これらの拡張機能については新しいバージョンを入手する必要があり、64ビット互換の拡張機能が使用できるようになるまでにはしばらく時間がかかるでしょう。』

つまり何を言っているかというと

『32bit版向けに開発さたアプリケーションやアドインは、

 64bit版で動作しないかもしれないから、

 64bit版OS使ってても32bit版を導入しましょう

ということです。


とは言え、64bit版を導入した方が良いケースもあります。

・複雑な計算、多くのピボットテーブル等々、大きなデータセットを操作する場合。

・PowerPointでとても大きな画像、ビデオ、またはアニメーションを操作する場合。

・Projectで2GBを超えるファイルを操作している場合。

・アドインやドキュメントレベルのカスタマイズなど、
 社内Officeソリューションを開発している場合。

詳細は以下のサイトにて。

【64ビット版または32ビット版のOfficeを選択する】※マイクロソフトのサイトです。
https://support.office.com/ja-jp/article/64-ビット版または-32-ビット版の-office-を選択する-2dee7807-8f95-4d0c-b5fe-6c6f49b8d261

このような場合には64bit版を導入した方が良いようです。

逆に、このような理由が無ければ、たとえ64bit版OSを利用していたとしても

32bit版のOfficeを導入した方が良いでしょう。


以下、実際にサポートデスクにて起きた話です。

「新しいPCに交換したら、昔から使っていたExcelファイルのマクロが動かなくなった。」

と連絡が入り、調査を行いました。

ファイル自体の障害と思いましたが、他のPCで試したところ問題ありません。

Officeの2013、2016でも試しましたが問題無く、その人のPCでのみ起きます。

唯一違ったのが「Officeが64bit版だった」という事。

試しに一度アンインストールし、32bit版を入れ直したらあっさり動きました。


という事で結論

Officeは32bit版を入れた方が無難です。


では今回はこの辺で。

posted by 河辺 at 18:30| Comment(0) | Windows・Office | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月30日

Windows7有償サポート延長

こんにちは、佐々木です。

今回はWindows7についての小ネタを1つ。

Windows10が公開され既に数年が経過しましたね。

その間市場の売られているPCはWin7からWin10へ切り替わり
一般市場からは徐々にWin7が姿を消しつつあります。

しかし、会社PCにおいては社内で使用しているシステムの関係などで
中々Win10へ切り替えができていないという企業様もおられることかと思います。

果たしてWin7のサポート期限である2020年1月14日までに切り替えらるのか?
という不安お持ちかと思います。

しかしそんな企業様向けに、先日Microsoftから法人向けに2023年1月まで
Win7の有償延長サポートの提供が発表されました!

ただし、法人向けという点、つまり対象となるのはボリュームライセンスにて
”Windows 7 Enterprise” もしくは ”Windows 7 Professional"を使用している
ユーザーに限られるという点に注意が必要です。

また有償なので、今までのように無償でサポートを受けれるわけではありません。

発表ではデバイス単位で毎年価格が引き上げられるということなので
あくまでも間に合わなかった時の保険程度に考えた方が無難なのようです。

価格はまだ発表されていないようですが、社内のデバイス全台が対象となり
毎年価格が引き上げられると考えるとかなりの出費になりそうな予感がしております。(゚ー゚;A

正直この費用を払うのであれば、早くWin10へ切り替えた方がいいとは思います。

まだWin7を使用している企業様におきましては、あくまでも2020年1月14日迄に
切り替えることを目標にすることをお勧めいたします。

今回はこの辺りで失礼いたします。


posted by 佐々木 at 15:58| Comment(0) | Windows・Office | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月23日

無料で使える!?GCPでのクラウド環境構築のススメ

舘です。
今回はとあるクラウドサービスをご紹介したいと思います。

皆様は、個人で気軽に使えるサーバが欲しい…そう思った事はありませんか?

私の場合は、とあるプログラムを24時間常に実行できる環境がほしいと考えていました。
他にもwebサイトの公開用であったり、外出先でも参照できるファイルサーバにしたい場合など
ちょっとした用途で使えるサーバがあると便利ですよね。

まず思いつくのはPCを24時間稼働させてサーバとして利用することですが
・そもそもの環境構築とメンテナンス
・故障時の対応
・停電や回線障害による停止リスク
などなど個人で運用するのは手間がかかります。

次に思いつくのがVPSなど仮想サーバをレンタルできるサービス。
こちらは上記のような運用の手間は削減できるものの
自宅でPCを稼働させるのに比べてランニングコストが高額で気軽に利用はできません。

手間もお金もかけずに利用できるサーバは無いものか…
そうお悩みの方にオススメしたいのが
Googleが提供するGoogle Cloud Platform (GCP) です!

GCPはIaaSと言われるクラウドサービスで
GCP内でGoogleのインフラやソフトウェア技術を活用した
様々なサービスが提供されています。

その一つGoogle Compute Engine (GCE)を用いることで
手軽にLinux環境の仮想サーバを構築することが可能なのです。


■IaaSとは?

そもそもIaaSとは、仮想マシンやネットワークなどのインフラそのものを
インターネット経由で提供してくれるサービスのこと。
具体的な例だと、Amazonが提供するAWSが有名ですね。

インフラ自体を提供するサービスなので、利用する仮想マシンの構成であったり
マシン上で動かすOS・ソフトウェアについても自由度が高く
様々な用途に活用が可能なサービスとなっています。

また、実際のハードウェアや回線はデータセンターに置かれているため
・ハードのメンテナンスや故障対応はプロのスタッフにお任せ
・非常用電源設備や回線の冗長化がされている
など自宅での運用に比べメリットが大きいのがポイントです。


■GCPをオススメする理由

複数あるIaaSの中でGCPをオススメする理由は
ズバリ料金にあります。

IaaSは従量課金制利用料金が青天井というケースが多く。
なかなか個人で気軽には使えない…

そこで紹介したいのがGCPだけの特徴として挙げられる
”Always Free(常時無料枠)”の存在です。

AWSやマイクロソフトが提供するAzureにも1年間の無料利用枠が設けられているのですが
GCPでは、他サービスと同様の1年間の無料枠に加えて
一部のサービスが期限なく無料で使用できるようになっています!

上に挙げたGoogle Compute Engine (GCE)も無料枠の対象に含まれており
初期費用も月額費用も一切発生させずに仮想サーバを構築できてしまうのです。

ただ、当然ながら無料枠として利用できる範囲は各サービスごとに決まっており
GCEの場合、無料で使用できるのは最下位プランの"f1-micro インスタンス"に限られています。

"f1-micro インスタンス"基本スペック
1コアCPU
600MBメモリ
30GBストレージ
1GB/月の通信量

Windowsを動かしたり、LinuxでもGUI操作を前提とすると
力不足感が否めないスペックではありますが
LinuxでCUI操作を行う分には必要十分なスペックかと思います。

加えて、1つの仮想マシンに対して固定IPアドレス1つまでは無料
更にはFWリソース監視も無料オプションとして利用可能と
有料VPSと比べても同等以上のサービス内容となっています。

なお、GCEは無料枠以外でも長時間稼働させた場合の割引制度や
他社と比較したとき同コストでより高性能のマシンを利用できるなど
コストパフォーマンスの良さを売りにしているようなので
無料枠を超えてガッツリ使いたい方にもオススメです。




というわけで、今回はGoogleのインフラ上に自分専用の仮想環境をつくれる
Google Compute Engine (GCE)のご紹介でした。

Google Cloud Platform (GCP)の無料枠にはGCE以外にも
ファイルストレージサービスやOCR・音声認識といったAPIも含まれています。
>>無料枠サービス一覧<< 

少し検索するとGCP無料枠の様々な活用方法が紹介されているので
今まで有料サービスを利用するしか方法がないと考えていた事も
GCPの無料枠を上手に活用すれば、手間もお金もかけずに実現できるかもしれませんね。
posted by 舘 at 20:33| Comment(0) | サービス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする